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ステレオマスタリング

ミックス済みの楽曲に最終的な磨きをかけ、あらゆるリスニング環境で一貫した品質を提供するための専門的な音響処理を行います。

音響処理された部屋に設置されたハイエンドなスタジオモニター。対称的な配置。

マスタリングは、音楽制作における最終工程です。個別の楽器のバランスを調整するミキシングとは異なり、ステレオファイル(2ミックス)全体に対して処理を行い、楽曲の音量、音色、ダイナミクスを最適化します。Quemadozoneでは、2018年の設立以来、名古屋のスタジオで多くのアーティストの楽曲を仕上げてきました。

私たちの目的は、楽曲が持つ本来のエネルギーを維持しながら、現代のストリーミングプラットフォームや物理的なメディアで適切に再生されるレベルまで引き上げることです。Tube microphonesやNearfield monitorsを備えた120m²のスタジオ環境で、客観的な視点から音質を評価し、最終的なマスターファイルを作成します。

マスタリングのプロセス

01

ファイルの分析と評価

納品されたミックスファイルを詳細に分析します。周波数分布、ピークレベル、ダイナミックレンジを確認し、楽曲のジャンルと目的に合わせた処理方針を決定します。

02

補正的EQとダイナミクス処理

不要な低域のカットや、耳に付く特定の周波数の抑制を行います。また、コンプレッサーやリミッターを用いて、音圧を確保しつつ楽曲のパンチ力を維持します。

03

ステレオイメージの最適化

音場の広がりを調整し、センターの芯を太くしながら、左右のバランスを整えます。これにより、ヘッドホンから大型スピーカーまで違和感のない広がりを実現します。

04

最終書き出しと検証

指定されたサンプリングレートとビット深度で書き出しを行います。複数のモニター環境で最終確認を行い、デジタルクリップがないことを確認して納品します。

どのような方向けのサービスか

本サービスは、自らミックスを完結させたものの、最終的な「音圧」や「商業的な質感」に不安があるエンジニアやアーティストに適しています。特に、ホームスタジオで制作し、客観的なリスニング環境での最終チェックが必要な方に推奨します。

また、アルバムやEPなど、複数の楽曲で音量感や音色の一貫性(アルバム・コヒーレンス)を持たせたい場合にも有効です。シングル曲を配信プラットフォーム(Spotify, Apple Music等)のラウドネス基準に適合させたい場合にも対応いたします。

具体的な作業内容

Quemadozoneのマスタリングでは、単に音量を上げるだけではなく、楽曲の感情的な流れを損なわない処理を重視します。具体的には、マルチバンドコンプレッサーによる帯域別の制御や、サチュレーターによる倍音の付加を行い、デジタル特有の冷たさを抑えた密度のあるサウンドを構築します。

また、低域の位相管理を徹底し、モノラル再生時にも音が消えない安定した低域を確保します。これはクラブシステムや店舗のBGMなど、モノラル環境での再生が想定される楽曲において非常に重要です。

クライアントにご準備いただくもの

スムーズな作業のために、以下の条件でファイルをご用意ください。過度なリミッティングがかかっていない、ヘッドルーム(余裕)のあるミックスファイルが最適です。

  • ファイル形式:WAV または AIFF(非圧縮形式)
  • サンプリングレート:44.1kHz 以上(制作時のレートを維持してください)
  • ビット深度:24bit または 32bit float
  • ピークレベル:-3dB から -6dB 程度まで余裕を持たせた状態
  • リファレンス曲:目指したい音色の楽曲(1-2曲)があれば併せてご提示ください

納品物と成果物

マスタリング完了後、以下のファイルをデジタル形式で納品いたします。すべてのファイルは、指定のサンプリングレートとビット深度で書き出されます。

  • 最終マスターファイル(WAV形式:高解像度)
  • 配信向け最適化ファイル(MP3形式:320kbps)
  • (必要に応じて)インストゥルメンタル版のマスター
  • 処理内容の簡潔なレポート(適用した主な処理の記録)

納品後の修正については、利用規約に基づき、規定の回数まで対応させていただきます。

納期とスケジュール

通常、ファイルの受領から初校の提示まで3〜5営業日をいただいております。急ぎの案件については、スケジュールを確認の上、別途調整させていただきます。

修正依頼がある場合は、その内容を確認し、さらに2〜3営業日以内に修正版を提出します。全体の工程として、初回依頼から最終納品まで約1週間から10日を見込んでいただくのが一般的です。

サービスに含まれない内容

マスタリングは「完成したミックス」を前提とする工程です。そのため、以下の作業は本サービスの範囲外となります。

  • 個別の楽器(ボーカルやドラムなど)の音量バランス調整(これはミキシングの範囲です)
  • 不要なノイズの除去や、録音ミスによるピッチ修正
  • 楽曲の構成変更や、編曲の提案・実施
  • 物理的なCDプレスやパッケージデザインの作成

もしミックス段階での調整が必要な場合は、別途ミキシングサービスをご検討ください。

料金体系と消費税について

料金は1トラックあたりの単価で設定されており、日本の消費税(10%)が加算されます。B2B取引の場合は、請求書発行後14日以内のお支払いをお願いしております。

プラン 単価 (税込) 単価 (税抜) 単位
ステレオマスタリング €70 €63.64 1トラック

マスタリングに関するFAQ

ミキシングとマスタリングの違いは何ですか?

ミキシングは、個別のトラック(ボーカル、ベース、ギターなど)の音量や定位を調整し、一つのステレオファイルにまとめる作業です。一方のマスタリングは、そのまとめられた一つのファイルに対して、全体の音色や音圧を調整し、最終的な製品レベルに仕上げる作業を指します。

修正は何回まで無料で可能ですか?

Quemadozoneでは、顧客満足度向上のため、マスタリング後の修正を3回まで承っております。大幅なミックスの変更を伴う再マスタリングは別途費用が発生する場合がありますので、利用規約をご確認ください。

権利関係はどうなりますか?

マスタリング後のマスター権は、代金が100%支払われた時点でクライアントに帰属します。詳細については、専用のガイドマスター権と選択肢をご参照ください。

予約はどうすればいいですか?

お問い合わせページより、曲数と希望納期をご連絡ください。24時間以内に担当者より返信し、スケジュールの調整を行います。

より詳細な技術的背景や、納品形式についての知識を得たい方は、こちらの記事をご一読ください:マスター権と選択肢。また、他の音響サービスについてはサービス一覧からご確認いただけます。